サダオ郡 (Amphoe Sadao)
サダオ郡はもともとクダ王国の一郡チャーンルン(Changlun)の支配地であり、チャーンルンとはタイ語で「象が倒れる」という意味である. タイでサイブリーとして知られるクダ王国のマレー・スルタンの従属下にあった. サダオはマレー語でスンダワ(Sendawa)として知られている.
シャム(現在のタイ王国)とイギリスとの間で、1909年英シャム条約が結ばれる際にチャーンルン地域は二つに分割され、主要な国境市街地はマレーシアクダ州クバン・パス郡に、タムボン・サダオなど、そのほかの地域はタイ王国に残った.
タムボン・サダオは、プリック分郡に所属していたが、1917年にサダオ郡が設置された.